『ちょっとちょっと、お前何したよ』
『何の事だ』
『節制がひっじょーにブーたれてて、俺様とばっちりぃ?みたいなさぁ』
『アイツの機嫌が悪いのが、俺に何の関係があるってんだよ。
それよりお前、窓から入るのは構わねぇけど、せめてノックはくらいはしろよな』
『何言っちゃってんの。
お前がこーんな事頼むから、アイツ眉間に皺寄せてんじゃないの?』
『何だこりゃ?』
『覚えてねぇの?
月のガキンコに、頼んでたもんがあんだろ?』
『ああ、すっかり忘れてた』
『何それ。
何の変哲もない服じゃないの?』
『そうだ。
俺の服が上等すぎるからとか言って、今度からは一般の服を着て来いだと』
『ふーん。
まーたフラフラ城下に行くんだ』
『まるで俺がしょっちゅう遊びまわってるみたいな言い方するなよ』
『違うのかよ。
少なくとも前はさぁ。
でなけりゃ俺らこんなにツルんでないだろ』
『今の俺は一体何だ。
流石に俺だって、よっぽどの用が無けりゃ行かねぇよ』
『多少は自分の立場を考えるようになったという事か』
『おやぁ?
節制さん、殆ど俺と同時にココ来んなら、頼まず自分で渡せっつーの!』
『待て待て、マジでアイツ機嫌悪いじゃねぇか。
顔、顔がすっげー怖い。』
『だから言ってんじゃん。
遠くからでもわかっちゃうくらいのオーラよ?』
『でもアレは』
『俺とかお前関係なく、アイツだけの問題の何かだな』
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