『しっかし、好きになって欲しいわけじゃねぇけど、アンタってさ、何でそこまで俺様の事が嫌いなわけ?
別に、アンタに何かしたとか、そういうのは全く無いはずなんだけどもさ』
『…………お前は「悪魔」が一体「何」かを知っているな』
『…勿論』
『では、その「寿命」や「能力」についても、当然知っているのだろう?』
『まあな』
『それなら、私が何故貴様をこんなにも忌み嫌うのか、わかっても良さそうなものだが』
『わっかんねぇなぁ…。
寿命とか、そんなに重要なの?
今俺様がこうして、平和ーに暮らしてるのが、何か問題ある?』
『ただの「悪魔」が普通にいるだけなら、私とて大して気にかけたりなどしない。
だが貴様は、寿命が普通ではない上に、「魂喰らい」ではないか』
『アンタの魂は喰ったりしないって言ったろ』
『私の魂を喰らわなければ良いというものではない。
誰のものにせよ、還るべき魂を体内に捕らえおくなど言語道断だ』
『…他の「悪魔」はどう思ってただろうなぁ。
こっちはわかるのに、向こうはわからないってさ。
……ああ、でも、俺様ほど生きてないから、そういう事も少なかったのかな』
『………。
自分勝手な。
そんな事が、正当な理由になるとでも思っているのか』
『思わないさ。
でも今、ちょっとだけ俺様の事がわかったろ?
かわいそーかなーとか、思ったろ?』
『貴様の感傷に巻き込まれた者達に同情する』
『あれまー、手厳しい。
ま、死んでから喰ってんだから、俺様が喰ったとか、向こうは何も知らねぇけどな
ホンット、俺様の勝手ってヤツよ』
『まさか、魂を喰らい続けたから、こんなにも長きを生きるようになったのか』
『逆、逆。
俺様は元々こういう寿命。
「悪魔」んなった時、うっかり変な力を手に入れちゃったわけよ』
『「なった」だと?』
『あ』
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