場面:街角
すれ違う二人。
悪魔を見た塔が足を止める。

『おや、君は確か皇帝の』

悪魔

『皇帝の?』

『友達…だったね』

訝しむ悪魔。
悪魔

『今までアンタと会った覚えは無いなぁ。
何でそんな事知ってるの』

『まあ色々あってね』

悪魔

『皇帝の交友関係を知るような色々ねぇ……。
まして俺みたいなのがアイツの友達だって知ってるのは、結構一部のヤツだけなんだけど。
…んん?待てよ?』

『どうしたんだい?』

悪魔

『実は初めてじゃないねぇ。
顔は見た事無いけど会ったこたぁあるような』

塔の眉がピクリと動く。
悪魔

『そうだこの感じ。
姿形じゃなくて、魂にピリピリ来る。
なぁアンタ、もしかして俺と昔…

くるりと向きを返る塔。

『おっと失礼。
急ぎの用事を思い出してしまったよ。
……また何処かで会おう、悪魔』

悪魔

『へ?
あ、なぁ、ちょっと!』

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