場面:運命の輪の間入り口
SE:カタカタカタカタ……(ドア越しに響き続ける歯車)
跪いている戦車と剛毅
皇帝

『お前達!
一体ココで何をしている!?』

剛毅

『如何なる処分も覚悟の上』

戦車

『陛下の御身に万が一の事があったらと……、いてもたってもいられませんでした』

皇帝

『それはこちらの台詞だ。
この場所で何かあるとすれば、お前達の方だぞ。
危険だからココへは来るなといつもあれ程』

戦車

『畏れながら申し上げます。
本日の陛下は朝方からいつもと違うご様子であらせられました。
それゆえ此度の運命の間への接触は、何か覚悟がおありなのだろうと』

剛毅

『我々は陛下の側近。
いざという時にはこの身を盾にと存じ、参りました』

皇帝

『そんな事は俺が許さん。
ココで何かあったとしても、それは俺の責任だ。
俺の命一つで始末をつける』

剛毅

『なりません』

戦車

『陛下のお命は、何よりも尊い物です』

皇帝

『違うだろう!
本当に大切なのは……!!』

グッと拳を握り締める皇帝。
剛毅

『……陛下はお優しい』

戦車

『どうかお忘れなきよう。
我々は、喜んで命を差し出すのです。
貴方様の為なれば』

back
[北斗七星団]--[Flourish](c)Nagi Oborozuki 2004>>2007 All rights reserved.