『よう』
『時鳥・三十七』
『ほら、コレ』
『お待っとうさん。 悪ぃな、毎度待たせてよ』
『構わん。
繁盛していない情報屋など、信用できないからな』
『ごもっとも』
『で、新しい情報は?』
『ちょい待ち』
『……まぁ、あの後入ったんはこんなもんさね。
必要なトコだけ買ってくれ。
俺には目新しいもんが無いように見えるし、要らんならそれはそれで。
ま、いつも通りにな』
『………』
『これは…。
よし、頂いていこう。
これで足りるか?』
『多過ぎだろそりゃ』
『足りないわけじゃないなら良い。
俺にとってこれだけの価値があったという事だ』
『はぁ〜〜〜……(溜め息)
ま、アンタが良いなら良いけどな…』
『次も頼んだぞ』
『あ、ちょい待ち』
『何だ』
『いつも思ってんだけどよ、アンタ、一応お忍びなんだから、も少し格好どうにかした方が良いぜ』
『限りなく一般人に近付けてるつもりなんだが』
『見た目形はともかく、何もかもが上等すぎるんよ。
皇帝とまではバレんでも、こんなアウトローなトコじゃ狙われっぞ』
『上等ねぇ…。
しかし、一般のものが欲しいなどと言い出したら、城の奴等が怪しむだろう』
『そっか、よし。
なら、料金過剰な分、その辺手配するわ。
どう届けりゃ良いよ?』
『裏道の情報屋からの贈り物じゃ、直接送られても俺の所には来ない、か。
わかった、節制にでも渡してくれ』
『…節制ねぇ…………。
まあ良いだろ。
了解。
あまり酷すぎない、ふっつ〜うのを準備してやるよ』