場面:月の店 秘密の部屋
皇帝に渡したものと同じ事が書いてある紙を見ている月。

『なぁ』

皇帝

『ん?』

『アンタが見て来たこれってさ、何か、変じゃねぇ?』

皇帝

『何がだ?』

『上手く言えねぇんだけど…。
危ない臭いがするぜ?
とにかくさ、アンタみたいなヤツが首突っ込んだらまずい事んなんじゃないかね?』

皇帝

『どうしてだ』

『アンタに何かあったらまずいだろうがよ、色々とさ』

皇帝

『…心配には及ばん。
ココで手に入れた情報で俺がどうにかなったなんて、バレないようにしておくさ。
だからお前に被害は無い』

ふー…と溜め息をついて、椅子に深く座り込む月。

『そうじゃねぇだろうがよ…。
俺ぁそんなにてめぇの儲けばっかり考えてる野郎に見えっかね…』

皇帝

『…いや、悪かったな。
しかし、どうしてもこれは俺自身が調べないといけない事なんだ』

『………この商売、客の深いトコにツッコむのはタブーだけどよ。
……一体何抱えてんだいアンタ』

皇帝

『強いて言うなら、支えきれないほどの重み、だな』

『…そうかい…。
まあ、無理はすんなよ』

皇帝

『お前、案外良い奴だな』

『今まで知らなかったんかよ。
てめぇで言うのもなんだけど、俺ぁ良い奴さねホント。
……ホントにさぁ……』

皇帝

『…どうした?』

『…いや、何でもねぇ』

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