『君が齎すものは破滅?
それとも…』
『…子供の姿をしているのは、周囲の人間達を欺く為かい?
あざといね』
『答えにくい質問からは逃げる君も、なかなか潔くないと思うよ』
『では君は、どんな質問にもきちんと答えてくれるのかい?』
『少なくとも、今の質問には答えられるさ。
子供の姿を「している」と思うのは周りの勝手。
実際に子供なのだから仕方が無い。
欺いていると言われても困るかな』
『そうだったのかい。
妙に落ち着いているし、知識もあるようだからてっきり。
それは申し訳ない事を言ってしまったね。
謝ろう』
『良いさ、特に気にしてはいないから。
さて、では君は僕の質問に答えてくれるかな?』
『…答えようが無いから何も言わなかったんだけどね。
そうだね、強いて言うなら「何も齎さない」が正解かな』
『誰にも、何も?』
『さて……ねぇ。
……全てを知っておきたいかい?』
『全てなんて知らなくていい。
ただ僕が訊きたいのは、君は何故……いいや、すまない』