『この前会ったぜ、節制に』

正義

『貴方が?
一体どうして』

『まあ、色々事情があってなぁ。
何ていうか、妙にお堅い奴だった』

正義

『そうでしょうね、あの人は』

『アレじゃあお前の話も、よう聞いてくれんだろ』

正義

『そうね。
だけど私、知っているの。
何も動じていないように見えるけれど』

『ああ、実は乱されまくりだな。
「動じていないように見える」なんて事もねぇよ。
コロコロ表情変わりやがる。
丸わかりだ、情けない。
アレでも元インペリアルガードの長かね』

正義

『…貴方の前ではそうなのね。
駄目なの、私には顔を見せてくれないから』

『…何でまた』

正義

『わからないわ。
でも、初めて会った時からそうなの』

『へぇ……』

月、少し考え込むような仕草。

『なるほど、な。
やっぱりか』

正義

『何?』

『いーや、何でも』

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