小さかった光は大きくなり、辺り全体を包んだ。
少年の体も全て光に包まれ見えなくなる。
その後に残されたのは――。
「フォレスタ!」
全てが終わった場所に、リアとファインダーが飛び込んでくる。
そして、そこの光景を見て絶句した。
ファインダーは思わず目を逸らし、リアは呆けたまま座り込む。
コレが現実なのか。
夢では、無いのか。
地面が吸い切れない大きな血溜まりは、確かに双子の兄のモノ。
ファインダーが、すぐ傍に倒れているフォレスタに近付く。
「…兄さん…」
小さな、声で。
後ろの方では、リアがどうしたら良いかわからずただ泣きじゃくっている。
「兄さん」
今度は、もっとはっきりと。
呼びかけても、無論返事は無い。
この状態では、返事がある方がおかしい。
それくらいに無残な。
冷たくなった兄をそっと抱え、リアを促す。
「……行こう…」
――僕はただ、君を救いたかっただけだった。
それなのに…それなのに君を悲しませてしまった。
その言葉は、リアの耳に届かない。
――大好きだよ、愛しているよ。
弟を気遣って、恋人になりきれなかった2人。
常に3人で。
何をするにも3人で。
――君は…幸せに…。
フォレスタを失った彼女は、果たして幸せになれる?