――私はいつも思うんだ。
こんな生活がいつまでも続けば良いと。
楽しい事も悲しい事も、全部素直にぶつけてきて。
悩んで、泣いて、そして笑って。
晴れの日も雨の日も変わらず、私を慕ってくれるこの子がいて。

 それで世界が平和なら、他に何を望む事があろうか。

『先生が、僕の本当の兄さんだったら良かったのになぁ』

――どうかこのまま何も知らずに。
この子の胸が張り裂けんばかりの悲しみに満たされる事が無いままで。
…時よ、止まれ。
そうすればきっと、私も心の底から笑えるかもしれない。

――全てから逃げ出した私が、何かを望む事は間違っているとは思うけれど。




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