アイツを殺させるわけにはいかないんだ。
何故だかなんて分からないけど…そう、思う。
話してみて…凄く良い奴で…。
死にたくないって思ってるのに、死ぬ運命で。
どうして?
全ては、インタリムが。
フェイスティーがココへ来るのは100年ぶり。
そうだ、プライマリーの前の贄の時にもココへ来た。
その贄は言った。
『皆の為ならこの命を投げ出すのは簡単だ』
どうして?
どうして自分の命を投げ出せる?
初めての贄と会話した時から、心の何処かにあった疑問。
『大切な人の為に』
彼は、そう言った。
『大切な人』
自分の命よりも?
色々な思いが渦巻いた。
けれど確実に、フェイスティーは前へ進んだ。
全ての元凶の筈である、贄を求めた者の元へ。