窓辺で、金色の長い髪を風になびかせながらリアは言う。
「もうすぐ、もうすぐね。年が明けたら3人で何処かに行きましょう」
優しさを含む声で、誰かがそれに応える。
「……そうだね」
「何処が良いかしら。昇る太陽の見える丘。それとも緑の風が見える橋?」
彼女が振り返ると、そこには双子の少年が2人。
穏やかな微笑みを浮かべる黒髪に黒い瞳。
明るい笑顔でこちらを見ている青髪に青い瞳。
「フォレスタ、ファインダー。何処が良いと思う?」
軽く首を捻りながら、フォレスタは言う。
「…僕は、リアの好きな所で良いよ」
そんなフォレスタを青い瞳の端でとらえながら、ファインダーも言う。
「…俺も」
ハッキリしない2人に肩をすくめながら、リアは続けた。
「そうねぇ…。まあ、何処でも良いわよね。3人で行ける所なら、何処でも」

 3人で行けるなら。
それはあくまで儚い希望。




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